花に癒され、元気をもらう 無料公開「タネニハ」東久留米市

 東久留米市南町にある癒しとふれあいのガーデン「タネニハ」(約400平方㍍)が本格オープンして2年。よく手入れされた円形の芝生の縁にはムシトリナデシコ、ムギセンノウ、スカビオサなどが咲いている。入口の直売ショップには、苗を買いに来るお客さんが途切れない。店長の松本千秋さん(45・東久留米市)によると、訪れる人の数は最近2倍から3倍に増えているという。

花の育て方のアドバイスがもらえる

癒しとふれあいのタネニハ

 ヒューケラの箱をみながら女性のお客さんが「黄色やモスグリーンや紫と葉色が豊富ね。でも育てるのは難しそうね」と松本さんに話しかける。「明るい半日陰で丈夫に育ちますよ。カラーリーフとして寄せ植えやシェードガーデンに便利です」とアドバイスをする。「植物が枯れそうなのとおっしゃるお客様には、写メを撮ってもらいそれを見せてもらいます。植物の状態がわかるので、少しでも適切なアドバイスができます」という松本さんは、店長になって2年目。「お客様に教えていただきながら花の勉強をしています」。

タネニハのショップ。苗や土を販売している

 タネニハの苗は丈夫で元気に育つと、ガーデナーたちには評判だ。
 癒しとふれあいのガーデン「タネニハ」は地元の花と緑の生産農家「秋田緑花農園」社長・秋田茂良さん(45)が地域に貢献したいと長年温めてきた夢だった。

花農家だからできる空間作りを

癒しとふれあいのタネニハ

 秋田さんは花には人の心を癒す力があると確信をもっている。9年前の東日本大震災の被災地で向日葵の鉢植えを渡した時の彼らの和んだ表情が忘れられないという。
 花を楽しむ空間をつくり、地元の人に和んでもらいたい。人と人の交流の場にと農園のスタッフや友人たちと、麦畑(道を挟んで1・5ヘクタール)の一角に誰でも花をたのしめるガーデンを作った。近くにある平成の水百選に選ばれた「南沢湧水」をイメージして小さな池も作った。「タネニハ」の「ニハ」は古語で庭、場の意味で、「にわ」と読む。

松本千秋店長

 週一回は訪れるという近所の女性は「花は見ているだけで癒されます。芽が出て、ぐんぐん大きくなって花が咲く。生命を感じ元気になれるの」と。
 「タネニハ」に隣接する麦畑は、黄金に色づき、風が麦の穂を爽やかに揺らす。そろそろ収穫期を迎える。
 ヒューケラ500円、ハーブゼラニューム500円など。

 ■営業時間/9時~17時(6月30日まで無人販売で営業)。雨天、荒天休業。7・8月期間休業。
 秋田緑花農園(東久留米市南町2-3-19)。西武池袋線田無駅からバス。イオンモール東久留米南下車徒歩10分。駐車場2台。電話番号042-452-3287(8時~17時)。

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