一人でも美しく暮らす 「Table for one」 旧知の2人が自費出版 写真とエッセーで綴る 5月16日、自宅で出版記念サロン

 2人合わせて150歳! でもプラチナのように輝いていたいと、西村昌子さん(国分寺市)と中込敦子さん(小平市)によるフォト&エッセー「Table for One」が刊行された。ワインや化粧水の空瓶でも、素敵なインテリアに変身させてしまう暮らし上手な西村さんのエッセーに、中込さんが写真を添えて、絵本感覚で読める一冊に。

敷地40坪の家で

花が溢れる西村さんの自宅

花が溢れる西村さんの自宅

 国分寺駅南口から歩いて10分ほどの路地奥に、西村さんが家を建てて40年余りになる。カントリーブルーの門扉の塗装ははげかかっているが、コテージのような雰囲気で、ビオラやデージーが溢れ咲いている。
 「敷地は40坪ほど。小さな森作戦と称して、庭づくりを始めたの。今では剪(せん)定に追われて」と、苦笑しながら西村さんがペンキを塗ったというドアを開けると、ピーターラビットやピーターパンの縫いぐるみ、絵本などが迎えてくれ、メルヘンの世界へ誘われるようだ。
 10畳のリビングに8畳ほどのダイニングが続くフロアは、西村さんが1点1点求めてきた家具やインテリアで、心豊かに暮らしているのが伝わってくる。「身の回りのモノは分身で、家は育てるモノ」と西村さん。

自宅をサロンに

自費出版した本「Table for One」

自費出版した本「Table for One」

 西村さんはシナリオライターで、テレビドラマの脚本などを手がけた。1本書き上げると、息抜きにイギリスのカントリーサイドを訪ねることが多かった。あるB&B(朝食とベッドルーム提供の民宿)では、地域の人々たちのサロンも開かれていた。その雰囲気が気に入り、「我が家でも」と、1992年から10年あまり、自宅サロン&ショップを開いてきた。
 夫に先立たれたり、子どもたちが巣だってしまうと、女性は自分の食卓を手抜きしてしまいがち。自戒も込めて「一人でも自分のテーブルは美しく」を、コンセプトに食器やカトラリー、テーブルクロスなどを揃え、ティータイムを楽しんできた。
 「このフロアは我が家とサロンの歴史。自分史を綴るほどではないけれど、執筆活動とサロンの両立に追われていた頃のこと、長年親しんできた身の回りの物を愛おしむ気持ちは、年々深くなる」と話す西村さんに、旧友の中込さんが「それなら、愛着のあるモノへの思いや記憶を綴ってみたら?」と声を掛けた。
 3カ月ほどで書き上げた西村さんのエッセーと、中込さんが撮りためていた写真を併せて編集・製本。私家版の本に仕上げた。

モノへのこだわりから本に

本を出版した中込さん(左)と西村さん(西村さん自宅)

本を出版した中込さん(左)と西村さん(西村さん自宅)

 その一冊を開くなり、西村さんは「私たちだけでなく自宅サロンのメンバーにも、懐かしい人が多いはず。出版したい」と、若い頃のようにときめいた。自費出版を専門に手掛けている「リーブル出版」(高知市)に、データを送ってみたら小部数でも、リーズナブルな価格で製本してくれるという。「海外旅行をしたと思って、2人でお金を出し合って。エンディングノートのつもり」と、西村さん。
 このほど誕生したフォト&エッセーを手に「本にするまでの過程も楽しかったけどこれからも、プラチナのように輝いて生きていけそう」と2人。
 *同書を抽選で読者5人にプレゼント。(2面参照)

■フォト&エッセー「Table for One」は、B5版横上製68㌻。1600円(+消費税)・送料200円。電話番号:042-322-1675テーブル フォー ワンへ。
■同書出版記念サロンを5月16日13時~15時にテーブル フォー ワン(国分寺市東元町1-31-6)で開催。先着20人。参加費3000円(本代とティー&スコーン他)。希望者はテーブル フォー ワンへ電話を。

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