パッチワークでわが町瑞穂の地図作り JA女性部が制作 9月6日~15日、耕心館で披露

パッチワークによる瑞穂町の地図の仕上げをするメンバー(長岡コミュニティセンター)

パッチワークによる瑞穂町の地図の仕上げをするメンバー(長岡コミュニティセンター)

 「家や建物」をテーマにしたパッチワークの作品展が9月6日から10日間、瑞穂町で開かれる。JAにしたま瑞穂女性部パッチワークサークルの23人が半年かけて制作。中でも全員で取り組んだ「瑞穂の町の地図」は布のあたたかさが町の親しさを伝えてくれる作品に仕上がった。

六道山公園展望台、スカイホール、円福寺

スカイホール(安達さん作)

スカイホール(安達さん作)

 瑞穂町の長岡コミュニティセンターの一室。「シクラメンや茶花のピースはどこに置くのがいいかしら」「これらは瑞穂の大事な産業だからどこかに入れないとね」。メンバーは作品展を直前に控え、パッチワークで作った「瑞穂の町の地図」(縦2・2㍍、横2㍍)の仕上げ作業に追われていた。
 町内のシンボル的な20の建物を選び、分担を決めて一つ一つのピースを作った。地図に落としこんだら、かわいい地図ができた。
 瑞穂町をかたどった白い布には縦にJR八高線(八王子―高崎)、その右には茶色の太い線で都道が、横に走るのは青梅街道、左には国道16号線が半円を描くように走っている。その地図にはパッチワークで表現された六道山公園展望台、スカイホール、町役場、農協、瑞穂町農畜産物直売所「ふれっしゅはうす」、円福寺など。動物を描いたピースは都立瑞穂農芸高校だった。
 瑞穂町にはシクラメン街道と呼ばれる道がある。シクラメンの栽培農家が集まっているエリアを指す。狭山茶と並んでシクラメンは町をアピールする大事なアイテムだ。

地図作りで町を知る

 町の名前の「瑞穂」は町内の駅名にはない。町の中心は八高線の箱根ケ崎駅周辺になる。「箱根ケ崎といっても箱根と聞き返される」。地図を作りながらそんな話で盛り上がることが多々あった。町の歴史を調べてみると、箱根ケ崎はかつて青梅街道の宿場として江戸時代には賑わっていたことを知った。
 「地図を作ることで、町のどこに何があるのかが分かったり、町の産業について知ることができました」と安達包子(かねこ)さん。
 「緑も多く、老人施設も充実していて、住みやすい町です。私たちが作ったパッチワークで瑞穂町を少しでも知っていただけたらうれしい」と会の創設者で、最高齢の雨宮照子さん(87)。

ピース180枚のキルトも展示

 同サークルは3年前から町の社会教育施設「耕心館(こうしんかん)」の企画で毎年秋に「パッチワーク展」を開いている。「瑞穂の町の地図」に加えて継続的に取り組んでいる「瑞穂一大きなパッチワーク」がある。20㌢×20㌢のピースに瑞穂で収穫できる農作物や植物などを縫い上げ、継ぎ合わせて大きなキルトにする試みだ。今年は建物の60ピースが加わり180枚に。縦2・2㍍、横4㍍の大作ができた。「仕事や家事の合間に一針、一針さして仕上げた作品です。布の持つ優しさに触れてください」と沖さん。

■瑞穂のパッチワーク「ハウスが彩るふるさとの秋」 9月6日~15日10時~17時、社会教育施設「耕心館1階ギャラリーと蔵」(八高線箱根ケ崎駅20分、タクシーで5分。東京都西多摩郡瑞穂町大字駒形富士山317-1)。無料。電話番号:042-568-1505

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