あなたの感性をみつけて! 石ころや端材から創造力を おたけ工房作品展 -8月23~25日 立川市でー

 石ころや廃材(木っ端)、空き缶などからロボコンやガンダム、トトロなどアニメキャラクターから、あいうえお文字、アニマルグッズなどなど奇想天外! クスッと笑える楽しい作品をコンセプトにした「おたけ工房」作品展が8月23日(金)~25日(日)9~22時、立川駅南口から徒歩5分の「ギャラリーきらら」で開催。

定年後、空き家を創作工房に


「『はい、ご一緒に』合唱団」 ビールの空き缶を利用

 門扉にビーグル犬が横たわり、玄関先では丸太材のロボット親子、傘立てには廃材で作った赤や黄の色鉛筆が迎えてくれる「おたけ工房」。竹村浩一(ひろかず=62)さんが昭島市拝島町の空き家に、驚きと楽しさいっぱいの同工房を設けたのは、2017年3月、60歳で定年を迎えた直後。

「構えて、狙って、ヒット」 胴体が廃材。手、足は針金。頭、靴、帽子、顔はコルクで作成

 「この家は妻の実家で築50年。5年前に義父が他界してから住む人もなく空き家に。風通しのため、通っていたのですが、ここで何かできないか…」と、プロレスラー並みの巨躯に、自画像を描いた作業エプロン姿の竹村さん。白髭混じりの口髭と顎鬚がトレードマークだ。
 竹村さんは立川市に生まれ育ち、小学時代は相撲、中高は柔道一筋、大学時代はアメフトチームでレギュラーに。スポーツ少年だったので、いざ就職の段になって曲がり道もしたが、子どもの頃から絵も得意だったので、広告畑へと。
 広告代理店で様々な媒体のイラストやデザイン、テレビCM制作にも関わってきた。

工房はワンダーランド

「おたけさんとおたまちゃん」(手前中央とその右) モデルは竹村夫妻。河原の石の形を活かして

 玄関ホールに入ると、小石の大小を並べただけの足跡、ビールの空き缶をへこませて並べただけの合唱団が! 空けた口が妙にリアルだ。
 8畳と6畳間をつなげた作業・展示室に入るなり、壁面や展示棚にピカソやダリ風の額絵、機動戦士ガンダム風の廃材アート、石ころに描いた似顔絵などなど。その独創性と面白さ、奇想天外なアイデアに、年齢も時の経つのも忘れるワンダーランドだ。

「何が見つかるかな」 板にアクリル絵の具で=おたけ工房庭

 「殆どがホームセンターなどの木工コーナーから出る木っ端で、アクリル絵の具で色を付けたり、丸や四角を描いて組み合わせるだけで…」と、竹村さんは楽しそうに実演してくれた。
 「アイデアはどこから?」と訊ねると、「手にした木っ端や石ころなどが、空想を広げ、創作意欲を掻き立ててくれるかな」と。「60歳の定年は第一次定年で、これからの人生第二章を見つけるべく、楽しみながら、地域や子どもたちにも、あなたの魅力を見つけて」と伝えていきたいと言う。

 まだ前職関連の仕事を手伝っているので、週3日ほどしか工房へ通えないが、おにぎり持参で終日こもる。友人たちと飲み会を開いたり、バーベキューを楽しんだり、子どもたちの創作教室も計画中だ。

それぞれの人が自身の感性を見つけて欲しい

「カラフルロボット大集合」 端材を活かして

 作品展では、「私ならこう作る」「僕ならこの色で塗る」「もっと面白いアイデアがある」などと感じて、それぞれの人が自分自身のデザイン感性を見つけて欲しいと竹村さんは語っている。似顔絵を描く石や板、お面に加工するグッズも用意。
 24、25日開催の「諏訪神社例大祭」(立川市柴崎町1・5・15)に参加した足で、縁日感覚で立ち寄ってみてはいかが? きっとクスッと笑える作品との出会いも。

おたけ工房で制作に励む竹村浩一さん。手に持っているのは廃材利用の、木の切り絵。「ご自分で好きな色、背景を描き足して完成させてください」

★ギャラリーきらら=立川市柴崎町2-5-4。電話番号042-522-3913。
おたけ工房への問い合わせは電話番号090-8700-0805へ。

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