タンザニアのストーリーテラー ジョン・キラカさん 語りの会と交流会 8月5日・国分寺市で

 ジョン・キラカさんの最新刊『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』B4変型横・上製30頁、西村書店刊、1500円(税別)

ジョン・キラカさんの最新刊
『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』
B4変型横・上製30頁、西村書店刊、1500円(税別)

 中央アフリカ東部タンザニアの絵本作家でストーリーテラー、ジョン・キラカさんを囲む語りの会が、8月5日、国分寺駅南口の都立殿ヶ谷戸庭園内・紅葉亭で開かれる。幼い頃から絵を描くことが大好きで、村々を回って昔話を集め、絵本を3冊出版。今回のキラカさんの来日を記念して、3冊目の『ごちそうの木』日本語版が刊行され、トークイベントを開催。翻訳者さくまゆみこさんを聞き手に、キラカさんの話を聞く。終了後、交流会も。

幼い頃から絵を描くのが好きで、昔話を絵本に

画家でストーリーテラー、絵本作家として活躍しているジョン・キラカさん

画家でストーリーテラー、絵本作家として活躍しているジョン・キラカさん

 アフリカの最高峰キリマンジャロや野生動物王国・セレンゲティ国立公園で知られるタンザニア連合共和国は、昔話の宝庫でもある。タンザニアの南西部で1966年に生まれたジョン・キラカさんは、幼い頃から絵を描くことが大好きだった。小学校に入ると、黒板にチョークを全部使って絵を描き、友だちには喜ばれたが、先生たちは困っていたという。
 農夫や漁師として働いた後、21歳の時、キラカさんはタンザニア最大の都市ダルエスサラームに移り住んだ。近郊のヴィレッジ・アートミュージアムで、アフリカのポップアート・ティンガティンガ派の画家から学ぶ。 
 ティンガティンガアートは、創始者エドワード・サイディ・ティンガティンガ(1923~1972)に由来。建築用合板にエナメルペンキで、動物や自然、日々の暮らしを思いのまま描くアートで、キラカさんも独自の画風を構築していった。
 その傍ら、タンザニアの村々を回って昔話を集め、ストーリーテーリングの活動を始めた。タンザニア国内、スイスやドイツなどでも語り手として活躍。絵本作家の道へ。

素朴な昔話と絵がボローニャ国際児童図書展で受賞

『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』の見開きページ

『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』の見開きページ

 キラカさんの初めての絵本『チンパンジーとさかなどろぼう』はスイスの出版社から刊行。2冊目『いちばんのなかよし』は、2005年ボローニャ国際児童図書展で、ニューホライズン部門ラガッツィ賞を受賞。その土地に暮らす人々の憧れが込められた、素朴な昔話のおもしろさが一躍脚光を。それぞれ日本語版も岩波書店とアートンから刊行されている。
 今月末、大阪国際児童文学振興財団の招きで、来日するに当たって、3冊目『ごちそうの木』日本語版が西村書店(東京都千代田区)から刊行され、滞在期間中、キラカさんのトークやワークショップも開かれることに。

最新刊『ごちそうの木』などタンザニアの昔話について

P09_chizu  最新刊『ごちそうの木』のあらすじは、たわわに実のなる大きなごちそうの木。日照りが続いて食べ物がなくなってしまった動物たちは、なんとかあの実を食べたいと相談するのだが……。
 8月5日、都立殿ヶ谷戸庭園内の茶室・紅葉亭での語りの会では、タンザニアの昔話がどのようにして生まれたか?アフリカの語りの文化などについて、同書の翻訳者さくまゆみこさんを聞き手に、キラカさんから話を。英語で、一部はスワヒリ語でもトークする。

 ◆◆◆  ジョン・キラカさんを囲む語りの会 ・ ミニ交流会とサイン会  ◆◆◆

「ジョン・キラカさんを囲む語りの会」
 日 時:8月5日(土)、受付10時から
 場 所:都立殿ヶ谷戸庭園内・紅葉亭(国分寺駅南口から東に徒歩2分)
 内 容:講演 10時30分~11時45分、要予約先着30人。)
 参加費 : 茶菓付きで800円(別途入園料団体扱いで、120円、65歳以上50円)
 申 込 : 「絵本とおはなしの店・おばあさんの知恵袋」(電話042-324-2708同店)

「ミニ交流会とサイン会」
日 時:8月5日(土) 語りの会終了後12~13時
 場 所:「絵本とおはなしの店・おばあさんの知恵袋」都立殿ヶ谷戸庭園前
 申 込 : 電話042-324-2708同店)


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