夜を彩る 市民手づくりの灯籠4000個 小平グリーンロード灯りまつり 8月4日 小平市

 ロウソクを灯した灯籠と池に浮かべたペットボトルの灯りで彩る一夜。「小平グリーンロード灯りまつり」が8月4日夕6時半~9時に開催される。神社の祭礼やお盆に灯された地口行灯の伝統を、次代に伝えて行こうと始まって13回目。西武線小平駅南口~花小金井駅南口にかけての狭山・境緑道沿いの公園・広場、鷹の台駅東側の同市中央公園など14会場が幻想的な光景に。

古くからの伝統文化を伝え観光資源として活用

ろうそうの灯りで浮かび上がる幻想的な夜景=昨年、花小金井南市民しろば

ろうそうの灯りで浮かび上がる幻想的な夜景=昨年、花小金井南市民しろば

 縦39・5㌢、横28・5㌢、奥行約20㌢の木枠に、地口(じぐち)と絵を描いた和紙を貼った地口行灯。地口とは「猫に小判」「笑う門には福来る」など、よく知られている諺や常套句を「猫にコンバンハ」「笑ろうかほにはふぐ来る」などともじったり、言い換えて楽しむ言葉遊び、いわゆるダジャレの類だ。
 「灯りまつり」実行委員長の東海祐子さんによると、江戸時代から伝わる小平の灯り文化で、熊野宮の初詣参道沿いに灯されてきた地口行灯を、伝統文化として残していくために、平成18年夏から始まった。玉川上水、野火止用水、狭山・境緑道、都立小金井公園を結ぶ同市の外周約22㍍の緑道を、「小平グリーンロード」として、観光資源に活用、発展させて行くイベントの目玉でもあると、産業振興課観光まちづくり担当の後藤美佳さんは話している。

園児から高齢者まで皆で盛り上げて

7月21日、初めての出品者に向けて開かれた「灯篭工作教室」=小平市・美園地域センター

7月21日、初めての出品者に向けて開かれた「灯篭工作教室」=小平市・美園地域センター

 当日の夜、14会場で点灯される灯籠は新旧含めて約4000個、ペットボトル灯り(2㍑入り)2000個。いずれもボランティアや、園児から高齢者までの手づくりだ。廃材などを利用した灯籠キットは無料で配布。今年も新規出品者に向けて、3会場で工作教室が開催された。
 先月21日に開かれた美園地域センターでは、小学生と母親、イラスト工芸関係の大学生、商店経営者ら約20人が参加。「夏の夜空の大三角形を描きたい」「金魚すくいの絵を描いてる」と、お絵描きしている児童らの横で、母親たちは木枠の組み立てに汗を流していた。
 「地口にこだわらず、夢や願いごとなどを書いた、当世風の灯籠や微笑ましい絵が楽しめるのも、この灯りまつりの特徴では」と、後藤さん。保育園や各小学校の放課後教室、中高の美術部、自治会、サークル、商店会、企業、大学、郵便局など幅広く参加して、皆で盛り上げている。当日のボランティアは80人にも上り、雨天は中止になるが、過去12回中止になったことはない。昨年の来場者は約4万7500人に。

郷土芸能演奏会や新作地口行灯展示会も

 ゆらゆらと揺れるロウソクの灯り。夕闇が広がるにつれ、昼間とは一変した幻想的な夜景につつまれる。
 西武国分寺線鷹の台駅東側の中央公園では、2000個の灯籠が灯され、地場産品の販売、模擬店も。小平駅南口から花小金井駅にかけての狭山・境緑道沿いの「小平ふるさと村」では、郷土芸能・鈴木ばやしの演奏会や新作地口展示会、武蔵野手打ちうどん保存会による小平糧(かて)うどん(先着100人、税込み500円)も賞味もできる。

■13回小平グリーンロード灯りまつり会場

①小平駅南口 ②あじさい公園 ③天神じゃぶじゃぶ公園 ④天神さくらそう公園 ⑤小平ふるさと村 ⑥たけのこ公園 ⑦ひかりが丘公園 ⑧花6花の木公園 ⑨花小金井駅北口 ⑩花小金井南口 ⑪花小金井南市民広場 ⑫中央公園 ⑬小平ふれあい下水道館 ⑭こもれびの足湯
問合せ先 電話番号042-346-9581産業振興課

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