武蔵野の面影残すカフェギャラリー

玉川上水沿いのカミカワハウスで6月5日から 葉画家・群馬直美展

菅原さんの手による彩られたハウス

鷹の台駅から徒歩10分、玉川上水沿いに、今年の1月、カフェ&ギャラリー「カミカワハウス」(小平市上水新町2-27-12)が誕生した。古い日本家屋をアトリエとして借りていた画家の菅原瑞希さん(50)が、「若い作家の発表の場として、地元の人々の交流の場として使ってほしい」と改修し、オープンした。

1階はカフェに 2階はギャラリーに

自らの作品「招き猫」と菅原瑞希さん

玉川上水の緑と手作りのアンザックビスケットはイチオシ品

鷹の台駅改札を出て線路にそって左へ。新緑の美しい玉川上水の遊歩道を西へ進み、水車通りを渡った左。白や紺色でペイントされた家がカミカワハウスだ。
ドアを開けると極採色の猫のオブジェが目に入った。1階はカフェと手作り品販売コーナーで元は6畳の和室が3部屋あったところだ。
2階に上がると大きな窓と真っ白い壁面のギャラリー。ここも6畳の2つの和室を一部屋に改修したという。「窓からの眺めを見てください。玉川上水の緑が手に取るように見えます。この辺はもみじが多いので秋の紅葉は素晴らしいの。ゆっくり観賞してほしい」と菅原さん。

地域の交流の場に

カラフルな1階のカフェ部分

2階のギャラリー

菅原さんは父親の仕事の関係で小学校時代はニューヨークで過ごした。帰国後、絵が好きだったので大学は武蔵野美術大学油絵科に。卒業して、やがてシングルマザーに。自宅で英語を教えながら2人の子どもを育てた。
子どもが大きくなり、自分のアトリエが欲しいと思ったときに、格安で借りたのが元のカミカワハウスだった。6年が経ち、家が老朽化してきたため、昨年大家の神川さんから改修話がでた。近くに武蔵野の自然があり、武蔵野美術大学もある。「アートをテーマにしたカフェを中心に地域の交流の場にしたら面白い」と2人の話がまとまった。
大家さんが改修工事を依頼したのが偶然にも菅原さんと旧知の間柄で、アーティストに理解がある立川市の㈱KITORIさん(山上一郎代表)だったので、話は進んだ。玄関など外まわりは菅原さんの友人たちがきれいに仕上げてくれた。

素敵な作家との出会いを楽しむ

 積極的な性格の菅原さんのもとには自然と人が集ってくる。「この場所が好きだから」と、毎日2人のボランティアが店番をしてくれる。
2月には世界的な石の彫刻家・松田文平さんの個展を開催。そして6月5日(土)から27日(日)まで尊敬する葉画家・群馬直美さん(立川市)の個展を開く。8月に出版される予定の群馬さんの画文集『葉っぱ描命(かくめい)』(燦葉出版社刊、2500円)の記念展だ。展示作品は「ビオトープ園の葉っぱたち」や2019年、英国植物画展で最優秀賞を受賞した「神の仕業―下仁田ネギの一生」など。
「自分の好きな作家さんの作品展を開くことができるようになってうれしい。ゆっくりと作品を楽しんでほしい」と菅原さんは言う。
■カミカワハウス 水曜〜日曜11時〜17時開店。月・火曜休み。キーマカレー920円、オーストラリアのアンザックビスケットと飲み物セット500円他。電話番号042-312-3236同ハウス

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