八王子コロナ困りごと相談会 実行委員長・延立寺住職 松本智量さんに聞く

小さなことでも承ります 2月26日、27日 八王子市で開催 市内外30以上の団体が結集

「大量生産大量消費という今の暮らしにコロナは気づかせてくれている」と智量さん

昨年4月、市民による多摩地域の「コロナ困りごと相談会」が府中市でスタートし、以後国立市、多摩市、立川市、狛江市と継続。今年2月26日(金)、27日(土)には、人口約58万人の八王子市で開かれる。その実行委員長は僧侶の松本智量(ちりょう)さん(59)。八王子市犬目町にある松本さんが務める延立寺を訪問した。

寺院の可能性はまだまだある

本堂の壁面は本の山

八王子駅北口からバスで20分ほど。バス停「谷戸」下車。延立寺は高台にあった。
ジーパンにセーター姿の智量さんは、背が高い。180センチ以上ありそうだ。「寺を継ぐのが嫌で――」。その理由をはっきりさせたいと、京都の龍谷大学へ。大学で差別問題にふれ、寺にもできることはあると気付く。地域に開かれた寺、地域に役立つ寺を目指すには、今の寺のある犬目町は駅から遠い。

市民活動の支えになる拠点を

神輿は軽い方が皆が担ぎやすいと、実行委員長就任の弁

2013年、八王子駅北口から徒歩8分の同市東町3-4に2階建てのプレハブに阿弥陀様を安置し、「延立寺縁側アミダステーション」を設置。その後3階建てのビルに改築した。「寺は足の便が悪いので、法事などはここで行うこともあります」という。
自他共に心豊かに生きることのできる社会の実現をめざし、宗教活動及び平和、人権、環境、国際協力に関わる諸活動に機会を提供するというのが同ステーションの趣旨だ。無料学習支援塾、子ども食堂、車いす散歩の会など多数の団体が活動の場として利用している。

コロナ困りごと相談会の会場にも

アミダステーションで打ち合わせをするコロナ困りごと相談会の事務局

「コロナ禍は今まであった社会の問題を浮き彫りにしました。影響は平等にではなく、弱い立場の人により重くのしかかり、雇用不安、生活困窮、孤立、さらに自殺者も急増しています。どんな小さなことでも承ります。当日相談に来れないときは、いつでもフリーダイヤルに電話をください。この街には頼れる人がいると言うことを覚えていてほしい」と智量さんは熱く語る。
市内外30以上の多くの団体や個人が、必要な人に「相談会」のチラシを届けたいと市内を走り回っている。
会場は船森公園(同市明神町4-9-1)とこのアミダステーションが当てられる。両日とも船森公園で受付をして、相談会場に。弁護士始め、各種相談員が待機。生活、労働、法律相談、女性相談などすべて無料だ。必要な人には食料を配布する。
「相談に来た方と一緒に困ろう、一人にはさせないを合言葉にお待ちしています。市外の方もどうぞ」と同困りごと相談会事務局長の花﨑晶(しょう)さんも訴える。
■困りごと相談会のためのフードドライブ(食品寄付) 2月19日(金)10時〜18時、アミダステーション1階。常温保存のもので賞味期限が1か月以上あるもの。
■カンパ送り先 郵便振替00180―2―632677加入者名 府中緊急派遣村実行委員会(振込の際は必ず「八王子相談会用」と明記してください)

八王子コロナ困りごと相談会

 2月26日(金)と27日(土)11時〜15時、船森公園(受付と相談会場)、アミダステーション(相談第2会場)。電話相談(17時まで)0120-021-013(通話無料)。メール相談はpeople8ouji@gmail.comへ。主催八王子コロナ困りごと相談会実行委員会。後援:八王子市、八王子市社会福祉協議会 電話番号090-4926-6036同実行委員会・松本さん。

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