vol.91 いな暮らし

ふきぬける風も涼しい和の家でゆっくり楽しむ野菜のご馳走

JR南武線「矢野口」から多摩川方向へ徒歩8分。築60年ほどの木造二階家の一階。店長は稲城生まれの鈴木萌さん。萌さんの母、ともみさんが、東日本大震災後に「ご近所とのつながりを大事にしたい」と、実家前で稲城産の果物やパンを売るマルシェを始めたことが店のスタート。その後、縁あってこの民家を借りた。
日替わりごはん(1650円)、甘夏と豆乳カスタードタルト(600円)、穀物コーヒーラテ(550円)(※価格は税込)。かぼちゃと人参の豆乳ポタージュはほんのり甘い。ひじきとピーマンの梅炒めは、ひじきがこんな爽やかなおかずに、と驚く。
稲城や八王子の野菜を使ったメニューは、「肌寒いからあったかいポタージュにしようとか、湿度が高いから梅でさっぱりと、など、天候や体調を考えスタッフと話しながら決めます」
店を手伝いだした頃は看護学生だった萌さん。仲間と食事ができ、ひとりで来てほっと一息つくこともできる居場所が町にあることは、ちょっとした不調を回復させると思っている。
庭を広縁から眺めながら食事。隣のお客さんの赤ちゃんが、座布団の上ですやすや眠り、別のお客さんが寝顔をそっと覗き込んで微笑んでいた。静かで優しい時間が流れる場所だ。

店舗情報

住所:稲城市押立1744-46
URL:https://inagurashi.com/
電話番号:080-5644-0508(営業時間のみ対応)
営業時間:9:00〜17:00
営業日:火、水、金、土
※8月から不定期営業。HPで確認を。ランチは予約を

店長の鈴木萌さん
「おすすめの雑貨や本や野菜の販売スペースもあります」

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