vol.70 ギャラリーカフェ ニワコヤ niwa-coya

ギャラリーに刺激を受けておなかも満たされるカフェ

 京王線仙川駅から徒歩7分。桐朋学園西側の道沿い。明るいウッドデッキのテラス席が目につく。入口には、店でも使っている三鷹の海老沢農園の無農薬野菜が並ぶ。とりあえず野菜だけ買っていくという人もいるほど、おいしさに定評がある。
 ギャラリーとしてオープンしたのが2004年。後にカフェもやれるよう改装した。「作品を楽しんで作家さんとお話しできたり、そしてそこにおいしい食べ物があってゆっくりできたらなおいい」と、店主の笠原真志さんと文代さん。
 「ギャラリーがメイン、カフェは成り行き」と笑いつつ、料理へのこだわりは相当なもの。無農薬野菜や米など食材にこだわり、ベーコンを自家製し、おいしさへの手間ひまを惜しまない。「日替り玄米お膳+お飲物」(1600円)と「シフォンケーキ」(500円)を食べた。雑穀ごはんを選ぶこともできるが、玄米ごはんがとてもおいしい。宮城の不耕起栽培の無農薬米を圧力鍋でふっくら炊いている。玄米はあんまり好みじゃない、と思っている人にこそ食べてほしい。
 「家族の健康を気遣った家庭料理」。たとえばこの日のおかずのさんまの梅醤煮は、ごはんがすすみ、野菜のおかずも多彩。サブジなど、スパイスの効いたエスニックの味もあって飽きない。それでいて、糠漬けやお味噌汁の味にほっとさせられる。
 笠原さんは30年以上劇団を主宰する演出家であり、妻の文代さんも美術や衣装を担当する。多くの表現者と共にひとつひとつ形にして作っていく演劇の舞台と、吟味した食材に手をかけ作られる料理との共通点を思いながら、楽しく味わった。

住所:調布市若葉町1-28-28
電話番号:03-6322-1848
営業時間:11時~20時
定休日:月、火

「仙川で人気のパン屋さん『アオサン』のパンを使ったメニューもあります」

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