vol.12 soba みのり 昭島

ふところ深い蕎麦屋

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 拝島駅南口から徒歩5分ほど。拝島第三小学校の向かい、緑街道沿いにあるコンクリートのモダンな建物は、「そば」ののぼり旗が見えなければギャラリーかと思うかも。秋川の蕎麦店で8年半修行したあと、築地の蕎麦打ち教室で講師のアシスタントを勤めた加越修(かごしおさむ)さんが、2009年に自宅を改装して開店した。幼い頃に亡くなったお父さんが蕎麦屋を営んでいた場所であり、必ずここで自分も店をと願っていたそうだ。
 蕎麦は蕎麦粉九割つなぎ一割の九一蕎麦。十割蕎麦の風味と二八蕎麦の喉越しの良さを併せ持つ。あきる野市のキッコーゴ醤油や桧原村の舞茸、昭島市の卵、青梅の梅干しを使うなど、地元で信頼する食材を取り入れているのも特長だが、なんといっても、斬新なメニューが目を引く。「焼きチーズカレー蕎麦」「舞茸ペペロン汁蕎麦」「お蕎麦屋さんのカルボナーラ」など、「え?」と思うメニューがある。新しい蕎麦メニューづくりに熱心だった蕎麦打ち教室の講師の方の影響で、こうした斬新なメニューを作るようになったとのこと。「蕎麦つゆをうまく加えることで、蕎麦の個性を消さずに新しいアレンジをすることは可能です」と加越さん。
 「舞茸ペペロン汁蕎麦」は、桧原村の舞茸をニンニクと唐辛子とともにオリーブ油で炒めてつけ汁を作る。そう聞くとイタリアン風だが、蕎麦つゆが絶妙に加えられることで蕎麦との相性が良くなる。残った汁に蕎麦湯を入れると、蕎麦の風味が生きた新しいスープにも感じる美味しさ。確かな技術で手打ちされた蕎麦と斬新なアイデアとの素敵な出会いを感じられる。
 一人でも楽しめる量の季節のつまみやデザートも充実している。

掲載店情報

住所:昭島市緑町4-17-15
電話番号:042-546-2270
営業時間:昼・11:30~15:00(LO 14:30)
     夜・17:30~21:00(LO 20:30)
定休日:火曜日、第3水曜日
ホームページ:http://www.sobaminori.com
 

パートナーの亜紀さんと。「創作蕎麦をうちで初めて食べて、それ目当てに通ってくださるお客様もいます」

パートナーの亜紀さんと。「創作蕎麦をうちで初めて食べて、それ目当てに通ってくださるお客様もいます」

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