vol.23 山に囲まれた都市、ソウル

01_P100_seoul_01 アンニョンハセヨ、ソンヒョンです。17年前、それまで住んでいた昭島から八王子に引っ越しして来た時、当時小学生と幼稚園児だった子ども達は歓声をあげながら“山が見える”と叫びました。遠くに山が見える風景は彼らにとって初めてで、不思議だったようです。私には懐かしい風景でした。
 韓国は山地が国土面積の約80%をしめる山岳地であり、日常的に山とふれあうことが多いです。日本に来る前まで住んでいたソウルの家も通っていた学校も山のふもとにあって、毎日上り下りました。
 大韓民国の首都であるソウルも山に囲まれている盆地です。1392年朝鮮王朝の都城になって以来600年の歴史を持っているソウルは現在は高いビルが並ぶ大都会ですが、市内の真ん中から山道に入ることが容易に出来ます。この前は景福宮の後ろにある山の「ソウル城郭」にたどり着きました。
 1396年頃ソウルを囲んでいる山の稜線に作られた「ソウル城郭」は一部ですが歩くことが出来ます。そこでは混雑していた町の風景の代わりに目の前に山に囲まれたソウル市内が広がっていて感動しました。人びとの憩いの場になっています。
 韓国人に趣味を聞くとよく登山ですと言う人が多いのも近くに山があるからでしょう。今は八王子から眺める遠くの山が私を癒やしてくれます。(韓国語講師 金善瑩 キム・ソンヒョン=八王子市)

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