vol.27 今、ソウルでは…

「パク・クネ退陣」と書いたボードを手に集まった市民たち=11月2日淸渓広場で

「パク・クネ退陣」と書いたボードを手に集まった市民たち=11月2日淸渓広場で

 アンニョンハセヨ、ソンヒョンです。先日は母とソウルの紅葉を見たくて帰国しました。でも、例年より暖かかったため、紅葉は、期待外れでしたがある集会に参加することができました。
 ご存知のように、韓国の大統領を巡るニュースは日本でも毎日報道され、母国を離れている所でそれを聞くといてもたってもいられず、何かをしたいと思っていました。
 帰る前日、ある人から受け取った一枚のチラシで「ろうそく集会」に従姉と一緒に参加することになったのです。

乗馬で裏口入学した崔順実の娘を風刺するパフォーマンス

乗馬で裏口入学した崔順実の娘を風刺するパフォーマンス

 韓国では10月末に朴大統領の親友、「崔順実(チェ・スンシル)の国政介入疑惑」が報道され、それを耳にした国民は衝撃と虚しさで怒りました。それで、市民たちは10月26日から広場に集まりろうそくを灯しながら事件の責任と問題の本質をハッキリすることを求める集会を始めました。これがろうそく集会です。私が参加した日も平日で冷たい小雨が降り、寒さが身に染みるのにも関わらず大勢の市民が集まりました。その日はコンビニで働いている青年や14歳の少年も前に出て自由に発言もして、大統領の退陣を訴えました。そこにはソウル市長も参加しているのが印象的でした。
 80年代のデモとは違う文化祭のような雰囲気もありましたが、暴力を使わず平和的に問題を解決することを願う市民の心を感じて胸が熱くなりました。
 80年代、軍事独裁政権から民主主義を築いたのも市民の力です。光は全てを照らしてくれます。今回も小さなろうそくを灯している市民の力が生かされることを願いながら日本に帰ってきました。
 (韓国語講師 金善瑩 キム・ソンヒョン=八王子市)

Comments are closed.