vol.24 かつて冷麺は冬の食べ物だった

冷麺。冷たいスープは消化剤の役目もある

冷麺。冷たいスープは消化剤の役目もある

 アンニョンハセヨ、ソンヒョンです。今日は日本でもよく知られている冷麺(ネンミョン)の話をします。冷麺と言えば「夏に食べるもの」と思われていますが、元々は寒い冬に暖かいオンドル部屋の中で食べる「冬の料理」だったそうです。現在の韓国では夏の定番料理になっています。
 冷麺のルーツは現在の北朝鮮にあり、首都の平壌の「平壌冷麺」と日本海に面した咸興(ハムフン)の「咸興冷麺」が本場として有名です。平壌冷麺は牛肉や雉(きじ)肉で取ったコクのある冷たいスープを用いて、冷たくてさっぱりしていて一気に暑さを忘れさせてくれます。
 麺の原料も違います。平壌冷麺は麺にそば粉と緑豆粉を用いており、太くて黒っぽく、咸興冷麺はジャガイモ、トウモロコシなどのデンプンを使用しており、細くて白っぽいです。
 朝鮮半島の食文化では器を手に持って食べることはマナー違反とされていますが、冷麺のスープを飲む際だけは器を手に持ち、口をつけてすすっている人が多いです。焼き肉を食べた後、口直しとして冷麺のスープを楽しむ人も多くいます。
 今年も韓日文化交流の最大の祭典「日韓交流おまつり2016 in Tokyo」が、9月24日(土)と25日(日)、日比谷公園で開催されます。韓国と日本の様々な交流イベントと韓国の食文化などを楽しめます。(韓国語講師 金善瑩 キム・ソンヒョン=八王子市)

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