vol.16 一日三食が何よりの薬

お茶や料理を作る時に使う薬剤を売っている店。市場に行くと必ずある

お茶や料理を作る時に使う薬剤を売っている店。
市場に行くと必ずある

 アンニョンハセヨ! ソンヒョンです。寒い季節になりましたね。韓国では季節の変わり目に補薬(ボヤツ)を飲む習慣を持っている人が多いです。補薬とは漢方薬の事です。体の機能がうまく回るように助け、抵抗力を高めて健康を守ってくれる効果があるとされ、春や秋になると親や家族のために、漢方院を訪ねる人が多いです。
 漢方医に診てもらい体の状態にふさわしい薬草で薬を作り、厳しい暑さや寒さが来る前の季節に約1カ月位服用します。
 中国の「漢方」を韓国で発達させ最近は「韓方」と言うほど馴染んで親しまれています。
 韓国ではよく薬と食は同じだから区別しないで「一日三食が補薬」といいます。秋は食材が豊富でその中でも「秋大根は補薬」と言われ体にいい成分が沢山含まれ、消化を助けて体を温める効果があると言われています。大根の葉っぱはビタミンAやCが豊富で干して保存して汁ものや和えて食べます。
 また「干せば補薬」と秋の日差しに当てると栄養が増え、保存も出来る秋の野菜が沢山あります。人気があった韓国ドラマ「大長今」(チャングム)でもうまさの秘訣を聞かれ、「何にもしてない、ただ干しただけ」と答える場面があるほどです。
 軽く干した大根を千切りにしてえごま油もしくはごま油で炒め、蓋をして柔らかくなるまで煮詰め塩を入れて完成です。
 (韓国語講師 金善瑩 キム・ソンヒョン=八王子市)

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