vol.81 平井川歩き -日の出町・あきる野市-

 橋ごとに変わる景観を楽しみながら歩こう

平井川上流に向かって

 たくさん歩きたい、黙々と。川があって山が見えるところを。2時間くらい歩きたい。そう考えて選んだコースは、日の出町とあきる野市を流れる平井川に沿って歩くコース。
JR五日市線の「武蔵引田駅」からスタート。この駅のホームから見える景色が以前から好きで、人にそう話すと「私もあそこ好き」と言う人が何人かいた。緑の畑が広がり、藍色の濃淡の美しい山並みが見える。空の広さ。この景色を前に新鮮な空気を胸いっぱい吸うだけで、晴れ晴れする。

日の出の勢い日の出町

「日の出」という名が登場したのは、1955年(昭和30年)。大久野村と平井村が合併し、「日の出村」に。町のホームページによると、名前の由来は、「(町の西側にある)日の出山のように、日の出の勢いで成長するようにと、当時の東京都総務局長が命名」だそうだ。日の出村が日の出町になったのは、1974年(昭和49年)。町の花は「ふじ」と「桜」、木は「もみ」。もみは、卒塔婆の原木で、卒塔婆は地場産業とのこと。元禄時代から江戸に売り出されていたそうだ。
東平井橋に到着。「昭和7年5月」と橋に書かれていた。素朴で力強い川の景色が見られる。ここから川の上流に向かう道は、狭いけれど車も少なく、歩きやすい。

平井橋から見える絶景

武蔵引田駅を出て1時間ほどで、平井橋に着く。平井橋は「昭和8年3月」とある。さきほどの東平井橋の約1年後にできたことになるが、欄干のデザインが違う。今どきのよりも遊び心が感じられる気がする昭和初期デザイン。平井橋から下流を眺める景色は美しいのでおすすめ。
柳橋から町民グラウンドを見ると、お年寄りがゲートボールを楽しんでいた。こんな広々と気持ちの良いグラウンドがあるのは羨ましい。桜の季節に再訪してみたい。
農産物直売所に寄って野菜を買って、武蔵増戸駅まで歩く。疲れたら途中のバス停からバスに乗ってもいい。

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