vol.73 野火止用水〜公園 -小平市・東大和市-

 用水と公園と彫刻の のんびり1時間歩き

緑や彫刻を楽しみつつ

駅からスタートして駅に戻る気軽な1時間コースを歩いてみた。西武線の東大和市駅から、野火止用水の遊歩道を緑地まで行ってから北へ。公園をはしごしながら駅に戻ると、ちょうど1時間くらい。東大和市内に伝わる「よもやま話」をテーマにして創作されたものなど市内に27体あるモニュメントのいくつかも見ることができ、ゆっくり楽しめた。

ホタル住む水を愛でて

開削して366年たつ野火止用水。「ホタルの里」として知られているように、このコースの水はほんとうにきれいで、水面を見つめるだけで心が洗われる。たくさんの人がこの清らかな水を守り、ホタルの幼虫のエサになるカワニナ、モノアラガイを増やすなどの活動をしていることに感謝したい。5月中旬から6月にかけて、ヘイケボタルが光を放ち舞う。
土と緑の匂いを満喫できる緑地を歩き、けやき通りを左折して北上。豊作を祈願する行事をテーマにしたモニュメント「あぼへぼ」が、逆光のシルエットになっている姿が美しかった。「あぼへぼ」とは、「粟穂」「稗穂」のこと。

タイプいろいろな公園

上仲原公園は広々とした公園で、起伏のある地形に雑木林が残り、夕暮れ前に木々の間から光が差し込み影が伸びる風景は、とても武蔵野らしい絵に思える。カサカサと落ち葉を踏みながら歩く。白御影石でできた力強い造形のモニュメント「俵かつぎ」もこの公園内。
住宅街を通って西へ。向原公園と向原中央公園がある通り。向原中央公園は、健康遊具が揃った公園だが、その手前の向原公園はよくある小さな公園。でも大人ひとりだけ座れる木のベンチがかわいらしくて、なぜかとても気が休まる。
東大和市民会館ハミングホールの前を通って駅へ戻る。ボランティアの人たちが世話する花壇に咲く花がカラフルで、心が温かく包まれる。ホタルが住む野火止用水やこの歩道沿いの花壇など、心地良い場所にしようという人の気持ちが伝わってくる街だった。

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