vol.72 気ままに歩く -西東京市-

 ただ歩く 自由に 公園からまた公園へ

歩けば心がらくになる

今、みんなが不自由と不安を抱え、ストレスをためている。心配しながら仕事をし、好きなことも我慢してる。遠くに出かけるのは気が引けるけど、家に閉じこもるのも気が塞ぐ。だから、時間をつくって近場を歩こう。特別珍しい場所じゃなくても、歩くことで、少し気がらくになる。「運動しなきゃ!」と無理してたくさん歩かず、気楽に、歩いてみませんか。

なにはともあれ公園へ

とはいえ、どこをどう歩く? この連載に登場したことのない駅からスタートすることにしてみた。西武池袋線「ひばりヶ丘」駅。地図を見て、駅から歩いて駅に戻ると5キロくらいになるコースを大雑把に決める。気温が低くなってきてトイレが心配なので、駅やコンビニ、公園など、トイレ利用ポイントがコース内にあることも確認。
南口を出てまっすぐ歩いて15分ほどで「谷戸せせらぎ公園」に着いた。池とせせらぎに築山を配した起伏が楽しい公園。築山のてっぺんには、南側にキンモクセイ、北側にクチナシとアジサイが列になって植えられ、真ん中がトンネルみたいになって通れるのが面白かった。

石仏を見て野菜を買う

東に向かって住宅街を抜け、神社の角を曲がってしばらく行くと、旧上保谷村又六の5つ角に「又六石仏群」がある。5つの石仏。もっとも古い左端の青面金剛庚申塔(1697年)から、右端の地蔵菩薩立像(1897年)まで、江戸から明治の地蔵信仰、庚申塔信仰の形を見ることができる。ここに来る途中にあった小さなお地蔵さまには「コロナ撃退」と書かれた折り鶴が置いてあった。庶民の「祈り」は昔から変わらないと思いながら手を合わせた。
キャベツ畑の土の匂いをかぎながら、西に向かって「谷戸イチョウ公園」へ。ここも水のせせらぎと遊具が配され、たくさんの子どもたちが遊んでいた。子どもたちの明るい声は、何よりも心を照らしてくれる。まだ時間と体力が残っていたら、さらに南の「西東京いこいの森公園」へ歩いて行くのもいいかもしれない。

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