vol.71 仙川遊歩道 -調布市・三鷹市-

 川沿いを南から北へ 水と遺跡と公園と

川をのぞきながら歩く

仙川遊歩道を中心に、調布市から三鷹市まで歩いてみた。京王線仙川駅の北、甲州街道を少し東に行って、仙川橋から遊歩道に降りて歩き出した。周囲は住宅街だけど、雑木林も残っており、気持ちよく歩ける遊歩道だ。
中央自動車道の下をくぐって右側に、こんもりとした緑が見えたので上った。天神山遺跡。詳細はわからないが城趾らしい。自然な雑木林に見えながら、堀切と土塁が残り、人の手により整えられていたことも感じる。静かな秋の日。古の声に耳を傾けたくなる場所だ。木陰のベンチで高校生がひとり、本とノートを広げて勉強していた。室内の密を避けた理想的な勉強場所かもしれないと思った。来た道に戻ると、斜面の穴からヘビが出てきた。

歴史感じる遺跡の土地

ここからほど近く、今は団地になっているところが「島屋敷遺跡」。団地の中に説明板があるだけで、遺跡の痕跡は見つけられないが、3万年前から人が住んでいたことが発掘調査からわかっているとのこと。中世から近世にこの地に住んだ武士の屋敷跡を見た江戸時代後期の人々が「島屋敷」という名で語り継いできた。戦国武将、柴田勝家を祖父に持つ柴田勝重が屋敷を構えたのもここだそうだ。

来年の桜はぜひここで

この先は、新川丸池公園、仙川平和公園、川沿いの桜並木。来年忘れずに訪れてみたいと思った桜の名所だ。
東八道路を渡って左手に「JA東京むさし三鷹緑化センター」と「農業公園」。地元産野菜が買える上、植木生産農家の直売所が始まりということで植木や庭木、花苗を豊富に販売している。30ほどの農家が各自のスペースに植木や庭木を並べたコーナーは、見て回るだけで楽しい。
結局、京王線仙川駅からJR中央線三鷹駅まで歩き、万歩計は2万を記録。アップダウンは少ないので、それほど疲れなかった。約3時間。トイレが少ないことだけ注意しておけば、たっぷり歩きたい人にはおすすめのコースだ。

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