vol.33 多摩センター -多摩市-

多摩丘陵を上り下り 足下に3万年を感じて

縄文の風が吹くまち

01_P115_arucoco_02 京王線、小田急線、多摩都市モノレールが乗り入れる「多摩センター」駅から、多摩市の南側を歩いた。
 多摩丘陵に人が住みはじめたのは、約3万年前の旧石器時代。縄文時代も多くの人が暮らし、多摩ニュータウン開発時には、たくさんの遺跡が発掘された。
 駅から徒歩5分ほどの「東京都立埋蔵文化財調査センター」が楽しい。1960年代から約40年かけて行われた発掘調査により出土した土器や、大昔の人々の生活を知ることのできる資料などがわかりやすく展示されている。
 隣接の「遺跡庭園・縄文の村」には、復元された3棟の竪穴式住居がある。中は広々としていて、常時ではないが火焚きも行われている。座って火を見ているとなんともいえず心が落ち着き、縄文人の心にふれられるような気がする。
 (※現在、展示室はリニューアルのため閉館中。3/19にオープンし、新企画展示「東京発掘・江戸っ子のくらしと文化」がはじまる)

桜の季節の町並み

 多摩ニュータウンの歴史については、パルテノン多摩2階歴史ミュージアムでの常設展示でも知ることができる。多摩ニュータウン計画が、東京の住宅難解消とともに、多摩丘陵乱開発防止の目的があったこと、1965年からはじまった計画で約3000㌶の多摩丘陵が造成される過程において、さまざまな困難もあったことなど、初めて知ることも多かった。常設展示の隣で特別展「災害と多摩」も(7/23まで)。多摩地域を襲った自然災害とその記録の資料が興味深く、災害とまちづくりについて改めて考えた。
 パルテノン多摩の並びにある「多摩市立グリーンライブセンター」で、かわいい花々を見ながら、ほうじ茶とクッキーでひと休みして、多摩中央公園の中を歩いた。公園内にある旧富澤家の門の横に植えられたコヒガンザクラは開花が早く、今月20日くらいから咲きはじめるのでは、とのこと。ここから歩いて行ける、「宝野公園」「鶴牧西公園」のサクラも地元の人に人気のスポットだ。

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