vol.2 小平オープンガーデン・東編 

季節の花々に出会えるオープンガーデン

花の庭を訪ねて

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 小平はもともと水に乏しく生活するには厳しい土地だった。江戸市中への飲料水供給のため玉川上水が開通、小平にもそこから用水が引かれ、先人達が汗を流して新田開発をした土地だ。今では武蔵野の風情を残す東京のベッドタウンとして知られる。
 玉川上水を中心に水と緑の景観を大切にするという考えのもと、2007年からはじまった「こだいらオープンガーデン」も広がりをみせている。登録されるオープンガーデンは市報を通じて募集され、紹介や推薦があった個人の庭や店など、所有者に了解を得て毎年地図にまとめられている。2014年度は24カ所が掲載。今回は、東側の13カ所を歩いた。一日にこれだけ歩くと万歩計は2万歩を超えるが、愛らしい花の姿と清々しい香りにリフレッシュする時間だった。

ていねいに育てられた花々

 「ガーデン」といっても外国に見られるような大規模な物ではなく、ささやかで親しみやすいのが特長だ。動物の置物をあしらったプランターなどを玄関の周囲に並べて登録している田中さんは、他のお宅のオープンガーデンを訪ねるのも好きだと話す。「小さなスペースでも、珍しい花や置物で色合いも工夫しているのを見ると楽しい」。花を愛する人同士で話がはずむことも多いそうで、花や緑を通して市民がつながる一助になっているようだ。狭山・境緑道の「花街道花壇」で、色とりどりに咲いたリビングストンデイジーを見ていたら、「笑っているみたいな花ね」「華やかで若い人のお化粧みたい」という楽しそうな会話が隣から聞こえてきた。
 (注)表にオープンガーデン「OPEN」の看板が出ていることを確認し、住んでいる方の生活に配慮するなど、マナーを守って見学したい。詳細な地図にすべての位置を記して小平市が発行している「こだいらオープンガーデンMAP」は、小平市役所産業振興課でもらえる他、小平市役所や小平市グリーンロード推進協議会のホームページからダウンロードすることもできる。

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