vol.3 小平オープンガーデン・西編

季節の花々に出会えるオープンガーデン(2)

玉川上水をのんびりと

01_P052_arucoco_03 小平オープンガーデンの西側は西武多摩湖線の一橋学園駅からスタートした。玉川上水の散歩道は、水と緑の恩恵を受け、巷が暑い日でも驚くほど涼しい。ウォーキングを楽しむ人や犬の散歩をする人と、ごく自然に「こんにちは」と挨拶を交わしながら歩くのも心地よい。オープンガーデンはこの玉川上水の周囲にも点在する。住宅街に入ったり、街道に出たりして、オープンガーデンを探していると、面白いことに「あ、あそこかな」と少し遠くからすでにそれとわかることが多い。こんもりとした緑や華やかな花の色がちらりと見え、「ここですよ」と手招きしているかのようだ。

歴史も味わいながら

 玉川上水の散歩道を小平の西の端まで歩き、森田さんのオープンガーデンでカモミールティーをいただいてひと休み。カモミールの花をあしらったティーカップを作った永崎さんにもお会いできた。毎日のように森田ガーデンに来ているそうだ。「歳をとると感動がなくなるなんて言うけれど、ここで花を見ると、いつも、あぁきれいだなーって。それだけでいいんですよ」。
 玉川上水の小川橋から立川通りへ出て、通り沿いにある彫刻の谷緑道もぜひ歩きたい。玉川上水の分水である小川用水沿いに、武蔵野美術大学の学生の彫刻作品が置かれている。水際には草が覆い被さり幻想的な雰囲気もある。「ハムレット」のオフィーリアが流れてきそうと言ったら大げさだろうか。この道の先には、小平の新田開発を見守ってきた樹齢350年の大ケヤキ、新田開発の功労者、小川九郎兵衛の墓がある小川寺、開拓者達の守護神、神明宮などがあり、小平の歴史にふれられるコースでもある。
 個人宅のガーデンを訪ねるほか、小川駅近くの小川農園では花を摘み、小川町一丁目の「うどん弥 根古坂」で名物の糧(かて)うどんも食べ、またしても万歩計は2万歩を超えていた。季節が変わればまた違う顔を見せるはずのオープンガーデン、ぜひ折にふれ訪ねてみたい。

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