vol.52 青梅街道散歩 -小平市-

新田開発の街道を歩く 小さなお店もいろいろ

開墾の地をたどる

01_P153_aru_01 小平市のはじまりとなる小川村の新田開発をした小川九郎兵衛(1622~1670)を思いながら歩くコース。小川九郎兵衛は、現在の武蔵村山市に生まれた郷士(武士の身分を持つ農民)で、1654年の玉川上水、その翌年の野火止用水の完成を知り、最も大切な水問題が解決できるとみて、1656年に小川村の新田開発に着手したようだ。
 新田開発に関わるコース、仲町の小川新田(小川村が親村となり開発)に移住した農民の菩提寺である平安院から、九郎兵衛のお墓がある小川寺(しょうせんじ)、小川村開拓碑のある神明宮まで、青梅街道を東から西へ歩いた。

荒れ地を新しい村に

 江戸城築城の資材を運ぶために整備された青梅街道は、田無と箱根ケ崎の間の五里(20キロ)ほどが荒れ地のままだった。当時の街道は、だいたい二里ごとに宿場があり、宿場と宿場の間には茶店があって休憩できたという。それが、五里にわたって宿場もなく水もない難所が続くとなると、ここで力尽きて倒れる人や馬もあったとのこと。宿や水の確保、人や馬の休憩地としても、新田開発は必然だった。

開拓民の暮らしを思って

 小川2丁目のあたり、道幅の広いところが、当時の馬継場の跡地との表示があった。また、街道の両側に少し入ると小川用水の流れがあり、水が最重要な当時の暮らしを思う。そして、農家屋敷と畑は、街道と直角、短冊形に地割されていたというが、今も街道から南を見ると遠くまで見通せる道がまっすぐに見え、当時のようすを想像できる。
 このコースは、青梅街道をただ歩くだけなら片道40分かかる。車の通りは激しいが、歩道は整備されていて安全だ。また、お弁当やおむすびが買えるお店もあって、腹ごしらえについても安心。無人野菜販売所が何カ所かあるのでお土産には野菜を。街道からちょっと路地に入れば、コーヒー豆やお菓子が買えるスポットもある。寄り道しながら歩きたい。

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