vol.45 武蔵野公園・野川公園 -武蔵野市・小金井市・調布市・三鷹市-

水と緑に癒されて 自由に過ごせる公園

大切に守られる自然

01_P139_aru_11 野川に沿って広がり、境界に西武多摩川線が走る、武蔵野公園と野川公園。広大な面積に、3万本の木々と四季折々の花が育まれ、はらっぱや水辺の風景もある身近なオアシス。
 武蔵野公園は、1964年(昭和39年)に開園。公園や街路に植える苗木を育てる苗圃(びょうほ)があり、多種多様な樹木が見られ、調査研究の場にもなっている。

「緑薬」をもらって歩く

 つい最近、「鬱々としている人は、武蔵野公園と野川公園を半日歩き回ってみるといい」という言葉を見た。鳥のさえずりと風の音を聞き、緑の木々の中をひたすら無心に歩くことを、友人は「緑薬(みどりぐすり)」という造語で表現していた。心を暗く覆う不安や悲しみが、木々や花との出会いで癒されるという経験は、誰しも持っているのではないだろうか。公園は、副作用もない「緑薬」に満ちている。
 今年は植物の開花がかなり早い。野川公園の北側にある「自然観察センター」で、これから咲く花について教えてもらったが、かなり早まりそうだ。「自然観察センター」のほか、両公園に一カ所ずつある「サービスセンター」に、開花についての資料や地図があるので、散策の前に立ち寄るといい。「自然観察センター」から野川をはさんで反対側の「自然観察園」は、国分寺崖線の地下水を利用して自然環境を保全し、学びの場として手入れされていて、季節の野草の可憐さに魅了される。

子どもたちの笑顔も

 武蔵野公園のはらっぱでは、ちょうどイベントが行われていて、家族連れでにぎわっていた。既製の遊具がひとつもないはらっぱだからこそ、子どもたちはその場で考えた遊びを楽しんでいる。追いかけっこや、落ちてくる花びらや葉っぱをキャッチする競争、しなやかな枝で大人たちをくすぐり、横に伸びた幹を使って「じゃんけんゲーム」。次から次へとあふれでる自由な発想に楽しくなった。

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