vol.29 羽村市動物公園 -羽村市-

大人も子どもも楽しい 動物と和める一日を

まちの小さな動物園

01_P107_arucoco_01 「子どものため」の場所と思われている動物園。もちろん子どもは大喜びだが、実は大人も楽しめるのが羽村市動物公園だ。開園は1978年。当時は「羽村町」だったので、日本初の町営動物園だった。JR青梅線の羽村駅東口を背に、まっすぐ歩いて20分で赤い屋根の入口に着く。バス(「羽村団地」下車)もあるけれど、道も広くて歩きやすいので、のんびり駅から歩いて行くのがおすすめだ。

アイデアあふれる園内

 入口を入ってすぐに、華やかなウェルカムガーデン。右には地震を感じ取る動物達の行動を観察する「地震予知動物観測所」、左にはみんな大好きかわいいレッサーパンダ。すでに楽しい工夫とアットホームな雰囲気が感じられる。
 見せ方も面白く、ニホンザルが遊ぶ猿山には「サルカニ合戦」をテーマにした置物があったり、ペリカンがいる池に大きなワニが口を開けていたのでギョッとしたら、それも置物でほっとしたり。
 動物園の広さは4・2㌶で、多摩動物公園と比べたら、10分の1よりもっと小さいけれど、ぐるりと一回りしてもそれほど疲れないちょうど良い広さだ。

子どもの観察眼と姿

 子どもたちが参加できるイベントも随時行われている。ちょうど「エサやりツアー」が始まっていた。フンボルトペンギンにエサを投げ、うまくキャッチしてくれたと喜ぶ女の子。その横では、段差を上ろうと何度もチャレンジしては落ちる小さなペンギンを、真剣なまなざしで見つめる男の子がいた。
 トナカイの檻の前には、秋に自然に抜け落ちるという「ツノ」が置いてあり、持ってみることができる。片手では持ち上がらないほどの重さに驚いた。エミューの顔が意外にも「かわいい」ということは、5歳くらいの男の子が教えてくれた。子どもたちの動物を見る目や姿から大人が学べることが多いのも、動物園の醍醐味かもしれない。
 ●羽村市動物公園・休園日/月曜日と1/1(月曜祝日の場合は開園)、入園料/大人300円、子ども50円。

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